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家庭訪問先は汚い家…児童相談所からの家庭訪問では部屋が…(先生の本音)

日常

 

家庭訪問で汚い家だと思われたらどうしよう、

大多数の保護者の方はそう思う。

 

教員は家庭訪問で汚い家かどうかは見ておらず、

家の位置の把握や保護者との会話で

人となりや子どもの環境を知ることが目的だ。

 

 

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家庭訪問したら汚い家だった。児童相談所からも家庭訪問し、見た部屋とは。

 

家庭訪問の目的は、主に児童の家の位置の把握である。

保護者と話すことで児童の学校以外での生活を知り、

学校での教育に活かすという側面もある。

 

ようするに、家の中を見る、ということはないのだが、

小学校の教員をしている俺の友人に聞いた話だと、

家庭訪問で汚い家もあったと言う。

 

友人と個人的な話として話ができたことが大きいだろう。

そもそも個人情報に厳しい時代であるし、

そうでなくても家の状態は家庭訪問の目的ではないということらしい。

 

 

時代を反映してか、虐待が疑われるケースも増えていて

現場では対応が大変であるらしいことも、友人は漏らしていた。

 

近年の虐待の意識の高まりから近隣から虐待の通報も増えているようで、

学校と連携して対処していくのだが、想像以上に児相の権限は強いそうだ。

 

 

児童相談所が児童を一時保護したあとは、

児童相談所から家庭訪問をし部屋を見るのだが、

子供部屋などの各部屋もチェックの対象で、子供にとって危険なものがないか、

虐待が疑われるものがないか、という点を確認するとのことだ。

 

 

友人からの話だと、児童福祉司と臨床心理士の2名と連携してケースにあたるそうだが、

福祉の分野の知見が必要なことも増えていると話していて、一時保護から調査の段階で、

児童に障害があることが判明することも多いそうだ。

 

片付いていない汚い部屋だったとしても、

汚いことがすぐに虐待と結びつくわけでもないし、

もっとひどいケースだと家庭訪問を拒否するケースもあるそうで、

地方の教員の領分を超えていると思うことも増えているそうである。

 

 

家庭訪問する先生の本音とは

 

小学校教員の友人いわく、家庭訪問する先生の本音は、

特別何かを気にしているわけではない、ということだ。

 

少なくとも友人のまわりでは、家庭訪問だからといって、

家を見る、ということではなく位置の把握や親御さんとの会話に意味がある

と考えているようである。

 

よく聞く話として、生活保護がバレたりするのかどうか、

を気にする人もいるようだが、家庭訪問ではバレないし、

わからない、と話していた。

 

教材や給食の支払いなどで、現金のやり取りが発生した場合

教育扶助でのやり取りになるため、生活保護や貧困家庭というワードがよぎるそうだが、

まっとうな教員であれば、そのことが現場や教育に影響することはあり得ないと話していた。

 

 

家庭訪問と聞いて、汚部屋と思われるのはいやだ

ということで片付けや家庭訪問そのものに四苦八苦するのだと思われるが、

実際には訪問の拒否や生活感とは違う散らかり方で

ネグレクトが発覚したケースもあるというのだ。

 

 

教育は学校という一元的なものでは成り立たないので、

家庭訪問はやはり重要な意味を持っているのである。

 

 

まとめ

 

友人の話を聞いて、家庭訪問とはただ家庭を訪問する

という漠然としたイメージしか持っていなかったが、

家庭訪問の目的と重要性に初めて気が付くことができた。

 

時代を反映してか、虐待の話や児童相談所の話も聞くことができて、

改めて小学校の教育現場の現実と大変さも垣間見ることができ、

さまざまな問題や教育の在り方についても考え方を改める機会になった。

 

そのなかで、教員だけでなく、それぞれの関係機関が連携して

地域の教育にかかわっていることの重要性も認識したし、

大人であるわれわれも教育や子どもにちゃんと向き合えているのか

考えさせられる話も聞けた。

 

 

家庭訪問も、面倒なものと考えずに、ちゃんと担任の教師と話をし、

情報の共有だけでなく、人と人という心の交流にも目を向けてみてはどうだろうか、

そう痛感する話であった。

 

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