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余寒見舞いはいつからいつまで?寒中見舞いとは違う?

日常

 

先日、友達のマサから

「余寒見舞いって何?いつまでにやればいいの?」

LINEが届いた。

 

 

余寒見舞いとはその名の通り、

「寒さの残る時期に相手を気遣う手紙」なのだが、

 

寒中見舞いとの違いなど、

確かに分かりづらいだろう。

 

 

余寒見舞い、寒中見舞いで調べればテンプレートや

違いについての情報は簡単に出てくる。

 

今回は見舞い状と二十四節季との時期の関連や

海外の文化について少し紹介したい。

 

 

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余寒見舞いはいつまでに出せばセーフ?

 

 

 

先に答えを言ってしまえば、余寒見舞いを

出すのはざっくり24日~2月末までだ。

 

後述する寒中見舞いは1月6日から23

前後までに出す。

 

これは二十四節季(中国由来の暦のようなもの)

の小寒から大寒の期間だ。

 

 

24日前後から立春となり、それ以降に

出す見舞い状が「余寒見舞い」という事だ。

 

ちなみに二十四節季とは黄道という太陽が通る道の

ドコに太陽があるかにより、

 

一年間を約15日ずつ12の節季と12の中季、

24の季に分けてられている歴の一種だ。

二十四節季では節季と中季が交互に来る。

 

 

そして、日本の見舞い状は

一つの節季から中季の終わりまで、

つまり次の節季の前日まで、に送る風習になっている。


暑中見舞い:小暑から大暑の終わりまで、

寒中見舞い:小寒から大寒の終わりまで、

残暑見舞い:立秋から処暑の終わりまで、

 


そして、余寒見舞いが立春から雨水の終わりまでという事だ。

ただし、日本では正月には年賀状をやり取りするため、

寒中見舞いは正月明けの8日以降、に出すのが基本だ。

 


また余寒見舞いは雨水の終わりまでではなく

2月末までに出すのである。

 

これは、二十四節季が作られた黄河周辺と

日本の季節変動のズレのためだ。

 

 

二十四節季が考案された黄河周辺ではまだ寒い

雨水の時期であるが、日本で雨水の後半で

既に暖かくなるのだ。

 

そのため雨水の終わりである3月上旬では、

見舞いの言葉が合わないため、余寒見舞いは

2月中に出すのが基本である。

 

 


余寒見舞いは喪中の時どうする?

 

 

 

見舞い状とは通常は年に2出すものである。

年賀状を出した後にお歳暮をいただいた場合や、

喪中などの例外時には増えることはあるが、

 

2回が基本である。

そこから状況に応じて多少増えたりする。

 

 

寒い時期に年賀状、寒中見舞いか余寒見舞い、

暑い時期に暑中見舞いか残暑見舞いを出して計2回である。

 

 

寒中見舞いは、喪中や何かしらの理由で松の内

17日までに年賀状をを出せなかった場合に出すものだ。

 

そして同様に、年賀状と寒中見舞いを喪中や

何かしらの理由で出せない場合に出すものが、

余寒見舞いである。

 

 

つまり、喪中だからこそ必要に応じて

余寒見舞いが必要だ。

 

喪中に余寒見舞い(寒中見舞いも同じ)を出す場合は

「服喪中のため、年頭のご挨拶を

控えさせていただきました」等と添え、

 

送り先が喪中の場合は

「服喪中の事と存じ 年始の挨拶は控えさせていただきました」

などと添えればよいだろう。

 

 

余寒見舞いを英語で出すとどうなる?

 

 

 

ちなみに海外の手紙文化では

シーズナルグリーティング(季節の挨拶)があるが、

 

殆どはクリスマスカード

(及び新年の挨拶)のみとなっているようだ。

 

 

もし余寒見舞いを英語で出すとしたら

寒中見舞いと同じ様に

 

Winter Greeting to You”として

冬の挨拶として送るのが良いだろう。

 

( “ Late Winter Greeting to You”(余寒見舞い) としても

文化がないので意味が伝わらないかもしれない)

 

内容は、“ Winter greeting to you “

(寒中見舞い、及び余寒見舞い申し上げます)から始まり、

 

相手への感謝、そして相手の幸福を願い、必要に応じて

自分の近況を完結に書けば良いだろう。

 

 

日本の文化として、見舞い状の文化を紹介

してあげると貰った人も嬉しいかもしれない。

 

 

 

まとめ

 

 

 

手紙文化は相手を思いやる気持ちが十二分に

伝わる素晴らしいものだ。

 

特に、男女ともに仕事の昇進や結婚に伴い

手紙をいただくことが増えるだろう。

 

 

俺自身、はじめての時は書き方がわからず

型にはまった定型文を使ってしまいがちだった。

 

しかし、オリジナルの文章は思いが伝わり

定型文よりも何倍も喜ばせられる事に気がついた。

 

 

きっとあなたも手紙を書くようになると痛感するだろう。

せっかくの素敵な文化なのだから

肩肘張らずに手紙文化を楽しんでほしい。

 

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