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お彼岸に煮しめは食べる?お彼岸のご馳走といえば?

日常

 

お彼岸には、

親族で集まって煮しめを食べることが多い。

 

煮ものには、

おもてなし料理の歴史があるので、

大勢が集まったお彼岸に煮しめを食べるのだ。

 

 

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お彼岸に食べるのは煮しめ?

 

お正月や、お盆、

お彼岸などの人が多く集まる行事では、

煮しめが振舞われることが多い。

 

煮しめは家庭の普段の料理として有名な煮物だが、

大人数をもてなすための振る舞いの料理としての伝統があり、

お彼岸に煮しめを食べるのは日本の伝統といえるのだ。

 

都会では核家族化が進んでいるが、

地方では里帰りで行事ごとに

人や家族が集まる傾向がある。

 

 

煮しめは、煮物の代表的な家庭料理として扱われているが、

煮物は地方によってそれぞれ違う料理なので、

筑前煮や、がめ煮と呼ばれる事もある。

 

煮しめは筑前煮と同じように思われるのだが、

大きな違いがある。

 

煮しめと違う大きなポイントは、

筑前煮は油でいためてから調理をする点だ。

 

下ごしらえで油でいためること以外に、

煮しめではとり肉に限らず、

かまぼこなどの魚介練り製品や、

地域によっては魚を肉の代わりに用いることもあるのだ。

 

仕上がりも違いがあり、

煮しめは仕上がりに煮汁が残っていない。

 

このように、水分が無くなるまで

ゆっくり時間をかけて煮詰める調理方法を、

煮しめる、といい、この煮しめるという言葉が転じて、

煮しめ、という料理になったのである。

 

 

筑前煮と同じ調理方法の煮ものに、

がめ煮というものがある。

 

筑前煮とがめ煮の違いは、

とり肉にあり、

筑前煮には通常のとり肉が用いられ、

がめ煮には骨付きのとり肉が用いられる。

 

煮しめも筑前煮もがめ煮も、

それぞれが独立した伝統のある煮物料理であり、

共通項目は行事ごとに振舞われている、

というだけである。

 

 

お彼岸のご馳走といえばなに?

お彼岸のご馳走といえば、おはぎだ。

 

よく調べてみたらおはぎはご馳走ではなく、

お供え物のようだ。

 

実家で、お彼岸といえば、

おはぎを食べていたのだが、

おはぎはお供え物のあまりだったのだ。

 

自分にとってはお袋の味とも言えるおはぎ、

どうやら我が家ではお彼岸には、

おはぎしか作らない、ということだったらしい。

 

 

おはぎのほかに、

精進料理もお供え物として、

お彼岸には作らなければならない。

 

おはぎや精進料理は

ご先祖様のおもてなしなのである。

 

精進料理には5つの調理法と5つの味付け、

5つの色を用いなければならないといった

細かなルールがあり、現在では、

厳密に再現された精進料理を作っている一般家庭はないに等しい。

 

精進料理において、

最低限守られるべきルールは2つだ。

 

肉や魚を使わないこと、

匂いの強い食材は使わないこと、

この2つは守られなければならない。

 

 

春の彼岸で供えるものは、ぼたもち。

 

秋の彼岸で供えるものは、おはぎ。

 

このぼたもちとおはぎは、

まったく同じものを意味している。

 

ぼたもちでもおはぎでも、

どちらでも良いというわけではないようで、

春は、ぼたんの花に由来していてぼたもち、

秋ははぎの花に由来して、おはぎと呼ぶのだ。

 

漢字にすると、牡丹餅、お萩、ということである。

 

 

まとめ

 

お彼岸に煮しめを食べることは、

おもてなしの料理である歴史から考えて、

よい伝統が残っていると言える。

 

地域によっては煮しめが筑前煮などの

違う料理に替わっていることも考えられるが、

年中行事においては、おもてなしのために

煮ものが振舞われるということが伝統であるといえる。

 

お彼岸ではおはぎが一般に浸透しているが、

おはぎも、精進料理からくるお供え物であり、

お彼岸にはご先祖様へのおもてなしの心に意識しながら、

おはぎを食べたいものである。

 

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